歯周病と心筋梗塞の関係 → リスクが約2倍に
こんにちわ。
男性(特に30代後半~60歳位)に関わりのある研究結果が発表されていましたので、共有です。
働き盛りの男性において、歯周病の方は、心筋梗塞のリスクが2倍になるそうです。
日々日々、お口のお手入れの重要性をお伝えしておりますが、こういったデータが出るとまた別物ですね。
月に1回は、歯医者さんでのお掃除をお薦めします。
簡単に要約しますと、
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①男性労働者(36~59歳)3081人を対象に5年間の追跡調査を実施
②歯周病スコア(歯肉出血、歯のぐらつき、口臭からなる)を算出
③歯周病の強く疑われる男性労働者は、そうでない方と比べて、心筋梗塞の発症が約 2 倍多い
④歯周病は適切なセルフケアや歯科メインテナンスス(歯石除去、専門的クリーニング)で予防・改善できるため、今回の研究成果は虚血性心疾患の新しい予防法につながる可能性があります。
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とのこと。
歯周病と心筋梗塞などの関係は、歯周病細菌とその細菌が産生する毒素、歯周病による炎症物質等が、原因と考えられるそうです。
歯肉の毛細血管を通じて全身の血管や心臓に運ばれ動脈硬化や血管の閉塞をもたらすことが考えられるとのことで、日本初の縦断研究とのこと。
ご興味のある方は、↑のURLから東京大学大学院のプレス情報をご確認ください。
【出展】
■東京大学大学院 医学系研究科・医学部HP 広報・プレス情報(2014/10/10)
<参照>
雑誌名:Journal of Public Health(2014 年 10 月 7 日オンライン版)
著者:Satomi Noguchi, Satoshi Toyokawa, Yuji Miyoshi, Yasuo Suyama, Kazuo Inoue, Yasuki Kobayashi*
今後も、こういった情報が手に入りましたら共有させて頂こうかと考えています。